斉藤 RIZINはPRIDEを超えた!
――RIZINをとにかくサゲたいファンの迷言「DEEPはRIZINを超えた!」みたいな言い方ですね。
斉藤 末長く続くと誰もが信じていたPRIDEは10年目で力尽きて、すぐに潰れると誰もが馬鹿にしていたRIZINが10年目を突破しようとするんだから、世の中わかりませんよ。
――RIZINは規模的にはPRIDEを超えたんですか?
斉藤 もはや陰謀論に近い妄想を抱くようになった一部の昭和プロレスファンよろしくPRIDEもかなり歴史修正が入りがちなんですよね。試合内容でいえば、いまのMMAのほうが断然面白いですよ。昔は寝かされても立つ技術が低かったから、一度寝たら膠着するし、大会中に1~2試合、派手なKO決着があったくらいで。これは冗談なんかじゃなくて、休憩中の猪木さんの「1、2、3、ダー!」が一番盛り上がった大会もありますからね。
――当時はニュースポーツとしての刺激があったから見てられたわけですね。
斉藤 いまと昔では格闘技を取り巻く状況もかなり違うので、そのへんを踏まえて解説していきます。RIZINはPRIDEを超えた?
・記者会見のエンタメ化
・「ボクシングぼんやり層」は天心の試合なら見る
・パトリッキー獲得は「いい買い物」
・朝倉未来のUFC契約はありえるのか
・格闘技バブルの象徴は曙vsサップだが……
・地上波を失ってパワーアップしたRIZIN
・チェーンナップファイトがない朝倉未来……12000字インタビューはまだまだ続く
いま入会すると楽しめる6月更新コンテンツ
・RIZIN韓国総括「笹原さん、ボクには日本格闘技の明るい未来は見えません!」
・朝倉海とビリーの「ロスト・イン・トランスレーション」
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・佐藤光留「プロレスを舐めているのは誰なのか?」
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・新日本プロレスの業績不調は試合に“闘い”がないからである