プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはボクらの「アキラ兄さん」の説教は何が問題なのかです!





――
Zさん、大変です!アキラ兄さん(前田日明)が高梨将弘選手の試合中の事故を受けて、現在のプロレスのあり方を猛批判したことが物議を醸してます!

事情通Z それで現役レスラーたちが猛反発しているね。でもまあ前田さんはおかしなことは言っていない。

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ボクたのアキラ兄さんはやっぱり正しかった!

Z
 ……いや、受け身が大事だってことはそりゃあ間違いではないですよ。誰もが重視している。話を面倒くさくしてるのは、前田さんの発言に乗っかって「待ってました!」とばかりにプロレスを叩く棍棒派の人たちでしょ。

――
いやね、Zさん、アキラ兄さんは愛があるゆえの叱咤激励なんですよ。そこはわかってあげてください。

Z
 その「アキラ兄さん」って言い方もさ、思考停止なんだよな! どんなに大放談してもキャラクターとして済まそうとしちゃってる。最初は「そうだ、そうだ!」と拳を突き上げていたくせに、何か批判が返ってくると「アキラ兄さんはああいう人だから……」と本質から目をそらす。それじゃあ前向きな議論にならないじゃん。いい加減にやめてくれよ、90年代の「紙のプロレス」的手法はさ!

――
ガハハハハハ!こりゃあ痛いところを突っ込まれましたね。

Z 
踏み込んだ発言が飛び出しても「ガハハハハハハ!」でウヤムヤにする「紙プロ」的手法がよくないって話だよ!「アキラ兄さん」呼びはこの騒動のポイントのひとつだと思うよ。今回のYoutubeも昔からのファンは「アキラ兄さん」らしいものとして捉えるんだろうけど、いまのファンは「YouTuberの炎上商法」にしか見えない。

――いまのファンからすれば「ガハハハハハハ!」も堀口恭司の笑い方ですもんね。

Z
 だから「前田日明らしいよね」と言われたところで、ピンとこない人が多いってことは認識してほしいですよ。話はちょっと脱線するけど、プロレスのYouTubeって基本的に昭和モノや事件系しか回らないんですよ。いまのプロレスのどんないい試合をアップしてもそこまで回らない。

――
新日本ファンは新日本の動画、ノアファンはノアの動画チェックするけど、他団体を横断しにくい。一方、年配層は昭和というジャンルのターゲットになるってことですね。

Z
 だから前田さんの「いまのプロレスはなっとらん!」の動画はウケるに決まってる。その反面、「炎上商法」と見る層もいる。あのサムネは明らかに炎上を狙ってるつくりだよね。 

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冒頭でZさんはアキラ兄さ……いや、前田さんが間違ったことは言ってないという感想でしたよね。それなのになぜ炎上狙いに見えるのか、見えてしまったのか。


・不毛な議論になってしまう理由
・高梨将弘のことをよく知らない人たち
・空手系のキック技は許されるのか
・ダメージ蓄積という時限爆弾
・道場の憧憬……まだまだ続く

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